脱毛の広告の闇とは
昨今、とても多くのメンズ脱毛サロンが存在します。その中で、お客さんを集める為に著名人がイメージキャラクターを務めていたり、とてつもなく安い施術料金をアピールする広告も多く目に入るようになりました。もちろん誠実・健全な広告であれば何も問題は無いのですが、どう考えても悪質な広告も非常に増えてきました。今日は実際にインスタグラムで表示された某有名タレントが展開している脱毛サロンの広告を紹介します。そういった広告を見た人が思うことと実際のサービスを解説してみたいと思います。
悪質広告の実例
まずはこちらの広告をご覧ください。
これを見ると「え?VIO脱毛が毎月980円でできるの?安いじゃん!」と思いますよね!実際に料金を見るとこう書いてありますもんね。(赤枠をこちらで付けました)
ただこの広告で1番見てほしいのは料金の部分では無いんです!
脱毛のインスタ広告の落とし穴
先ほどの画像の一番下の部分を見てください。
拡大します
超小さく
[※月額980円(税込)は総額¥35,280(税込)を36回払いにてお支払い頂いた場合の目安金額です。6ヶ月に1回通えます]
と書いてあります。これはどういうことでしょうか。
優良誤認
消費者庁のホームページには優良誤認の説明として
景品表示法第5条第1号は、事業者が、自己の供給する商品・サービスの取引において、その品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、
(1)実際のものよりも著しく優良であると示すもの
(2)事実に相違して競争関係にある事業者に係るものよりも著しく優良であると示すもの
であって、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められる表示を禁止しています(優良誤認表示の禁止)。
具体的には、商品・サービスの品質を、実際よりも優れていると偽って宣伝したり、競争業者が販売する商品・サービスよりも特に優れているわけではないのに、あたかも優れているかのように偽って宣伝する行為が優良誤認表示に該当します。
と明記されています。簡単に言うと広告を見た人が実際のサービスよりも優れていると勘違いする広告という事です。
今回ご紹介した広告は、見た人が「え?VIO脱毛が毎月980円でできるの?安いじゃん!」と思うのですが、実際には35,280円で2回の施術。つまり1回あたり17,640円の施術だという事です。さらに[6ヶ月に1回通えます]と書かれています。これは1年に2回しか通えないということです。VIOを2ヶ月以上空けて施術してもほとんど意味がありませんし、半年ごとの予約なんて忘れてしまいますし面倒でしょうがないです。広告をパッと見たユーザーはこんなこと絶対に気付きません。
実際にホームページを見てみた
TVやYouTubeでも多く露出し、知名度もかなりあるその著名人のサロン。試しに、そのサロンのホームページを見てみました。そこには
全身脱毛月額1,980円(税込)
と大きく表示されています。しかし、小さく書かれているのは
※月額1,980円(税込)は総額¥71,280(税込)を36回払いにてお支払いいただいた場合の目安金額です。本コースは6ヶ月に1回通えるコースとなります。
※VIO・ヒゲを除く
と書いてあります。これもつまりは1回の施術は35,640円という事です。しかもVIOとヒゲを除きますので、全身とは言い難いですよね。当店なら全身脱毛(VIO・ヒゲも込み)で30,000円です。しかも12回コースでお申込みしてもらうと1回あたり25,000円です。
誠実じゃない
ちょっと文字ばかりになってしまいましたが、上で紹介した広告を見てそのサロンが誠実だと思えますか?当店は超明瞭会計ですし、他のサロンとちゃんと比べるととても安い価格で提供できています。そして、スタッフ全員に「時間がかかっても良いからとにかく丁寧に施術するように」という教育をしています。1日に何件もの施術を詰め込んでとにかくスピード重視で施術するのではなく、お客様1人1人が満足していただけるような施術を心がけております。そのため、1度施術を受けたお客様が100%次の予約をして頂けております。
脱毛の広告の闇まとめ
あまり他店のサービスを悪く言いたくはありませんが、せっかく脱毛に踏み切った男性が脱毛することが嫌になったりしてほしくないのです。これをご覧の方にはパッと見の金額に惑わされず、しっかりとしたサロン選びをして頂ければと思います!安心できるサロン選びの参考にしてみてください。